名作「レッド&ブルー」や世界文化遺産に登録された「シュローダー邸」で知られるヘリット・トーマス・リートフェルト。没後40年を経た2004年、リートフェルトの孫達によって創設された「Rietveld by rietveld」は、リートフェルトが残した家具の復刻を手がけるプロジェクトです。
レッド&ブルーやジグザグ・チェアだけにとどまらない膨大な業績は、判明しているものだけでも215の家具、232の建築物、その他のデザイン240点があります。現存するものからプロトタイプ、スケッチか下書きのみが残されているものまで様々ですが、それらがRietveld by rietveldの誕生により、現実に製作され購入可能になることは非常に意義深いものがあります。
hhstyle.com原宿本店では日本オランダ年(2008-2009年)にちなみ、オランダデザインを代表するリートフェルトの展覧会を開催しています。Rietveld by rietveldにより復刻された作品の中から、Berlin Chair(ベルリンチェア)、Steltman Chair(ステルトマンチェア)、Military Chair & Table(ミリタリーチェア&テーブル)、Crate Chair Junior(クレイトチェアジュニア)を展示販売いたします。
Berlin Chair ベルリン・チェア/ 1923
1923年にベルリンで開催された展覧会のためにデザインされました。このプロジェクトは、デ・スティルの目指していたネオプラスティシズム(新造形主義)の理論を、2次元の平面から3次元のボリュームに変換した記念碑的作品です。
- Satin gloss ¥447,300
Steltman Chair ステルトマン・チェア/ 1963
宝石商ステルトマンのために制作したオリジナルは、白レザーのカバー付きでした。左右非対称のフォルムは、リートフェルトの1918年から1924年頃の作品に多く見られる雄大な空間を感じさせる構造をもっています。
- Natural ¥386,400
- Black ¥416,850
- Whitewash ¥416,850
Military Chair & Table ミリタリー・チェア&テーブル/ 1923
1923年ユトレヒトのカトリック系兵舎で使う椅子とテーブルとして制作されました。この椅子は解体可能であり、梁材と脚は、相欠き継ぎジョイントされ、さらにボルトで強固に補強されています。
- Chair / Satin gloss ¥183,750
- Table / 200×80cm ¥642,600
160×80cm ¥620,550
84×80cm ¥598,500
週末住宅向けのローコストで提供できる家具として考案された「クレイト=木箱」システムを用い、1934年にデザインされたクレイトチェア。その製法は、あらかじめ決まったサイズにカットされた木製部材をビスで接合するだけという簡単なもの。それまでの伝統的な家具に比べ、合理性を追求した明快なデザインは、現代にも十分通用する造形美です。素材にブナを使用しており、高品質な商品をご提供致します。
miniture by Vitra Design Museum ヴィトラデザインミュージアム製ミニチュア
Rood Blauwe Stoel
(miniture)
¥19,950
Zig Zag Stoel
(miniture)
¥12,6001989年にオープンしたヴィトラ・デザイン・ミュージアム内に展示されているオリジナル「100 Chairs」を1/6のサイズで再現したミニチュアコレクション。ミニチュア一覧はこちら
Book selected by hhstyle.com おすすめリートフェルト関連書籍
リートフェルトの色とかたち
「リートフェルトの色とかたち展」ワークシート(レッド&ブルーチェアの模型キット付)
リートフェルトの家具
How to construct RIETVELD FURNITURE
リートフェルトの家具の作り方がすべてわかる資料価値の高い一冊
リートフェルトの建築
The Architecture of Gerrit Th.Rietveld
リートフェルトの建築を総合的に紹介した世界初の建築作品集
Rietveld, Gerrit Thomas ヘリット・トーマス・リートフェルト/ 1888-1964オランダ
建築家・家具制作者。父親のもとで家具制作の修練を積んだ後、自身の工房を開き、家具制作のかたわらユトレヒトで建築を学ぶ。ドゥースブルフや画家のモンドリアンとともに、「近代」において最も純粋な造形思考を確立した芸術運動と評価される「デ・ステイル」の中心人物の一人。
1918年の作品「レッド&ブルー」は、「デ・ステイル」誌に発表されるや、明晰な色、面と線で分節した構造、開かれた空間創造など「デ・ステイル」が理想とした美学のすべてを実践した作品として、センセーションを呼ぶ。1024年、さらにその考え方を建築に適応し「シュローダー邸」を完成。1928年、CIAM(近代建築国際会議)創設に参画。その後、大戦中創作活動を阻害される時期もあったが、1950年頃から公共建築物を多く建造。
1963年、オランダ建築家協会名誉会員。1964年、デルフト工科大学の名誉博士号を授与される。同年6月25日、ユトレヒトのシュローダー邸にて永眠。
Schroder houseシュローダー邸/ 1924(※2000年 世界文化遺産に登録)
「シュローダー邸」は、依頼主でもあり、後には生涯を共にすることとなったシュローダー夫人とその子供達のために、1924年ユトレヒトの閑静な住宅地に建造された。インテリアデザインに明るい夫人はリートフェルトにもまして前衛的な感性の持ち主で、二人の熱心な討論の中から革命的なデザインが生み出された。完成当時「狂気の家」と呼ばれたものの、「デ・スティル」の思想や理念を端的に建築に適応したものとして、リートフェルトの名前を最も有名にした代表作となった。
リートフェルトにとって初めての本格的な建築作品であったにもかかわらず、20世紀建築の最高峰のひとつとして、2000年ユネスコの世界文化遺産に登録されたことは、彼の非凡さを示している。リートフェルトはこの家で没し、シュローダー夫人も生涯をこの家で過ごした。
現在は、建造当初の形に再現され、ユトレヒトセントラルミュージアムの管轄の下、一般公開されており、予約をしてガイドツアーに参加すれば内部を見学することが出来る。


